第二話 アンドン駅の旅②
雪の降るアンドン駅。駅にいた男性はどうやら歌を歌っている。
ユギル「フガフガ??(誰だろう)」
男性「〜♪〜〜♫」
星くん「あ!この曲、アンドンヨゲソだ!」
ウジャン「てことは、、ジンソンさん??」
星くん「そうだよ。さすがだな。膝まで雪が積もってる。歌詞のとおりだ!きっと誰かを待ってるんだな。そっとしておいてあげよう」
3人は駅を出て町を少し歩いてみることにした。
ユギル「フガ!フガフガフガ!フガフガ、フガフガフガフガフガフガ〜!(なんか!なんかいる!遠くから人間じゃないものが近づいてくる!」)」
続く・・・
第二話 アンドン駅の旅①
星くんが音楽を聴いてる。
星くん「いい曲だ〜」
ユギル「フガ?(どんな曲?)」
星くん「アンドンヨゲソっていう曲だよ。韓国人のジンソンという歌手の曲ね。日本語だと『アンドン駅で』っていうタイトル。」
実はまだ韓国全州市から日本人に帰っていない3人。曲を聞いているうちに3人はいつの間にか電車に乗ってアンドン駅に向かっていた。
大田駅で乗り換えつつ4時間後にアンドン駅(安東市)に到着。
ウジャン「あれ、なんか、、、寒いね!」
どうやらいつの間にか冬になっていたみたい。空想旅行は時間も移動できるらしい。
冬の装備をしてアンドン駅に降り立った3人。そこにはある男性がいた。
ユギル「フガ?? (誰??)」
続く・・・
知る、カムジャタン
第一話に登場するカムジャタンという韓国料理。星くんとウジャンが住む日本でも食べることができるのではないか。早速調べてみると、カムジャタン推しをしている店もあったりするようだ。
カムジャタンのカムジャとはジャガイモのことでタンはスープのこと。ジャガイモが煮込まれているスープということだ。
実際に一番近い店へ行って確かめてみることにした。
こんな感じ。ジャガイモはあんまり見えなくて目立つのは豚の背骨肉。スープはまあまあ辛め。初めはちょっと物足りないかなという印象だったけどスープに溶け込んでいるジャガイモのせか結構お腹いっぱいになった。お肉も美味しい。全州市のユギル食堂のカムジャタンはサツマイモの茎が入ってるらしく今回日本で食べたものからは予想つかないものだ。
日本でもまた別のお店を探して食べてみたいなぁ。
第一話 ユギル食堂への旅③
全州の街を歩きながらユギル食堂を探す星くん、ウジャン、ユギル。
迷ってうろうろしていたら夜になってしまったので今日はひとまずここで一泊することに。
伝統的な家屋の韓屋が並ぶエリアを発見。その名も韓屋村。宿を探して一休み。
次の日、韓屋村で文化体験などしたりしてゆったり過ごす。さて、そろそろユギル食堂へ。
ユギル「!! フガフガ! (なんか美味しそうな匂いがする!)」
星くん「え!もしかしてユギル食堂?」
ウジャン「さすがユギルだね」
そのにおいを頼りに道案内をするユギル。
ユギル「フガ!!(あった!!)」
ようやくユギル食堂にたどり着いた3人。
早速、カムジャタンを注文してみると…
ユギル「フガフガ〜(いただきます)」
ユギル 「フガ!フガフガフガフガ〜☺️」
大満足のユギル。
羨ましそうに見つめる星くんとウジャン。。。
そう、実はこの空想旅行、ユギルの旅はユギル以外の星くんとウジャンはご飯を食べたり何かに触れたりすることができないのだ。
幸せそうなユギルを見てそれもそれで幸せな星くんとウジャンであった。
第一話 完
第一話 ユギル食堂への旅②
星くん「仁川空港を経由して鉄道で全州(チョンジュ)に行こうか」
ウジャン「3時間くらいかかるみたい」
3時間後‥・
全州市に到着した3人。町をさまよいながらユギル食堂を目指す。
ユギル「フガ!(なんだ?)」
星くん「あれは野菜を売ってるんだよ。」
ウジャン「なんかかわいい野菜。唐辛子もある。あれ?あっちのおじさんパジャマだよ。」
星くん「あ、きっと近くに病院があるんだよ」
その後しばらく歩いてみたけど病院はなかった。ただただ歩くだけで面白い3人であった。
続く...